平成10年 後期 Cj型(タイプ)

昨日、入札誌「銀座」No.89が届きました。本日、日本コインオークションのカタログが届きました。業者様の仲介手数料が高いため入札はより慎重に選びたい。趣味とはいえ、オークションカタログの制作および発送、落札結果表の発送、ホームページへの掲載などして高値で売る努力をしてくださるので仕方がないとも思える。

最近、昭和61年銘10円を見かけなくなりました。見つけたらキープしておく年号です。いよいよ暑さがやってきました。

現行10円青銅貨の手変わり分類は、杉浦和美氏が昭和56年銘の前期と後期を「ボナンザ」誌上(18巻、11号、1982年)で発表されたのが初めてであろう。我が国の貨幣本で「手変わり」が取り上げられたのは江戸時代に『泉貨鑑』において「手替わり」の図版を掲載され列挙された本書が最初であろう。

続いて、近代貨幣手替わり研究会会長の枝重夫氏(長野県)が昭和27年銘の前期(めんどり)と後期(おんどり)に分類された研究成果が「ボナンザ」誌上(19巻、5号、1983年)で発表されている。枝氏とは面識があり昭和27年前期と後期の差異も教えていただいた。

「ボナンザ」誌は昭和59年に廃刊され、その分類は不完結のままになってしまった。その後は日本貨幣商協同組合「日本貨幣カタログ1994 特集」で神吉廣純氏の分類表が掲載された。さらに神吉廣純氏が「収集」(2006年9月号、19頁)で手変わり分類表が発表されほぼ完成された。

さらに、鈴木和三郎氏による「 日本の現行貨幣-収集の手引き- 」 内外貨幣研究会、2011年が発行されたことによりより詳細に分類されるようになった。その後は、茨城貨幣研究会例会などで個々に研究が行われているが、10円青銅貨全般(平成30年銘までの通常貨幣およびプルーフ)の分類を把握できるまとまった資料がないことから、多くの収集家やコイン商が不便を感じている現状である。

可能であれば現在の貨幣研究家の神吉氏の分類方法をもう一度見て確かめたいものである。筆者の分類方法で良いのか、稀少性や存在率なども正確なのか。神吉、鈴木の両氏の手変わり分類は間違いなく存在し、存在の報告はあるが現品未確認のもの(未見品)も存在するのか。信頼できる報告なのか、その後、新たに発見された手変わり品などを知りたい。

ネットオークションや入札誌などでも10円青銅貨の手変わり分類がされるようになりほぼ定着したといえる。収集熱も最近特に高まりを見せており、未使用で収集されるコレクターが増え始めた。だが、コイン業者様の催事では手変わり表示されて分類されて販売されていることを最近になって一度しか見たことがない。

そこで筆者は十分なものではないが、最新の平成30年銘までの現行10円青銅貨の手変わりを通常貨幣とプルーフ貨幣に分けたうえで別に新たに発見した貨幣を追加して整理、統一してみた。それでこの趣味に寄与したいと考えた次第である。
■平成10年 後期 Cj型

本タイプは平成10年、11年の約2年間にわたり使用された刻印。特徴項目は「左露盤切れ目:有り」「階段切れ目:無」。存在率は非常に多く見られる標準型(基本刻印タイプ、基本型)。

それゆえ、稀少価値はない。なお、流通貨にも非常に多く見られミントセットの中にも頻繁にみられる貨幣である。「左露盤切れ目:有り」の貨幣は非常に多い。

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【訂正】 平成10年 中期 Ci型(タイプ)の存在率ですがミントセットの製造数は流通された通常貨の発行枚数に比べるとはるかに少ないことから稀少といえる。

 

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