【新種の発見】昭和62年プルーフ Ce型 階段切れ目有 が届きました

未見(存在しないものと考えられてきた貨幣が34年ぶりに見つかりました)でした昭和62年プルーフ Ce型 階段切れ目有 が祝日、日曜を挟んでようやく到着しました。従来の収集界での見解を打ち破るもので、大発見です。私の分類表によると、手変わり記号に関しては、プルーフは今後、新種が発見される可能性が十分ありますが漸次改良していきます。しばらくお待ちください。

貨幣専門誌の『収集』誌に採用・発表されたことも非常に効果があることだと思います。まだ、通常貨の昭和59年 Cb型 左破風:階段型(存在の報告はあるが現品未確認のもの 神吉先生の分類表による)の未使用がありませんので探しています。現時点では、通常貨の手変わり品の新種の発見はまずないと思います。

追記 あえて言えば、神吉先生の存在の報告はあるが現品未確認のものとして挙げられている昭和56年 Bd型 枕:上下無し だけだと思われます。私の経験ですとまだこの貨幣は1枚も見つかっておりません。「日本貨幣カタログ1994」と『収集』2006年9月号に掲載されていますが存在が非常に疑わしいものなので省いてもよろしいかと思います。

ヤフオク!の落札価格はかなり高額になりましたが私が10円青銅貨の手変わりをコレクションしはじめた8年前はほとんど収集家はいませんでした。しかし、当時現行コインの手変わりコレクターの間ではすでに超希少品として有名で、通常貨の昭和61年後期は未使用品が数万円で取引されていました。今では「手変わり品」というだけで高値が付くようになりました。時代は変わりました。驚きました。今後この貨幣に異常な高値が付くと思われます。

竹内俊夫「お宝貨幣なんでも読本」によると、「なかでもコレクターが注目するのが『手変わり』です。手変わりとは、同じ貨幣であっても、デザインや書体の細部に微妙な違いがあることを意味します。いろいろな手変わりが発見され、コレクター独自による研究が進んでいます。僅かな違いに思えますが、ここに評価額の大きな差が生まれ、その価格差は年々開いていくばかりです。貨幣の評価ポイントでは、『状態のよさ』『稀少性』『人気のデザイン』が重視されます。」と書かれています。

催事に行ったときに鑑定をしてもらいます。PCGS、NGCなどのスラブコインでの鑑定方法も有益です。従来は昭和61年後期Cf型は日本初の公式プルーフコインである昭和62年プルーフCf型の発行のための試験打ちとされたとも考えられる意義深い手変わり品と推定されていましたので今回の新発見により覆されたことになります。通常貨の昭和61年後期Cf型は神吉先生が1993年の第4回東京国際コインコンヴェンション催事の一環として開催された「第1回全国収集家の集い」の時に公の場で発表させていただいたもので、喀龍 神吉廣純「現行コイン選り銭の妙味」『収集』誌2006年9月号、15頁に発表されています。

Img_e0840_20210324190201

昭和62年プルーフだけでも1種類だけではなく3種類あります。Ce型(今回新発見の階段切れ目有)、Cf型(階段切れ目無し、「鬼瓦とその上にある鳥衾とりふすま:棒線」 )、Cg型(階段切れ目無し、「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」)です。東京に近い人はうらやましいです。明日にも確認に行き、探しに行きたいです。

Img_0838-1

「日本貨幣カタログ2021」に、10円青銅貨の昭和61年前期・後期の比較が掲載されており、「10円青銅貨には、多くの年銘にデザインの微細な『手変わり』が見られます。その中で、昭和61年後期の平等院鳳凰堂の図は、昭和62年のプルーフ10円青銅貨の図と全く同じデザインであることが確認されています。」と書かれています。

しかし、これは間違いで、私の分類方法によると、仮に昭和62年プルーフを階段切れ目有と階段切れ目無に分類した場合、「昭和61年前期の平等院鳳凰堂の図は昭和62年プルーフ階段切れ目有、昭和61年後期の平等院鳳凰堂の図は昭和62年プルーフ階段切れ目無と全く同じデザインであることが確認されています。」と修正して記載するのが正しいと思います。

貨幣専門誌『収集』誌に発表するか、人気テレビ番組「開運!何でも鑑定団」に申し込みをしてみたい気がします。なお、令和3年のプルーフセットの頒布数は少ないですが、評価は「日本貨幣カタログ2022(来年)」と同じと考えられるため、令和3年 10円青銅貨のプルーフでも300円しかなりませんのでご注意ください。

 

参考文献

「日本貨幣カタログ2021」日本貨幣商協同組合、34頁。

喀龍 神吉廣純「現行コインの選り銭の妙味」『収集』書信館出版株式会社、2006年9月号、14-19頁。

竹内俊夫「お宝貨幣なんでも読本」講談社、2013年、118-121頁。

コメント

  1. 5円玉コレクター より:

    羨ましい限りです。Ce型は約35年の歳月を経て発見されたものです、超希少品です。
    最大値61年製造分なら40000枚ただの勘ですがそれよりはすくないのでは。

  2. しろねこ より:

    5円玉コレクター様

    いつもありがとうございます。Ce型はヤフオク!で2枚出品されましたが、私はこの一枚しか落札できませんでした。神吉先生の貨幣専門誌の『収集』誌に発表された2006年9月号以来、収集界ではこの考え方でいいということが支持されていました。今回の新発見で見事に覆されてしまいました。

    昭和61年後期と昭和62年プルーフの関係を根本的に修正する必要があります。『収集』誌に発表するか、ホームページに公開するか、「日本貨幣カタログ2022以降の版」に掲載される必要があります。貨幣の手変わりは稀少性に加えて、人気度、認知度が必要になります。日本近代銀貨研究会の書物より。

    発行枚数の予想は非常に難しく、超稀少であることは確かのようです。その裏付けが必要です。地元の貨幣研究会例会の会員にもコイン業者さんがいるので丁寧に伺ってきます。

  3. 素晴らしい状態の10円PR硬貨です、仰天の状態に感服いたします是非PCGSのスラブに入れて状態を維持された方がいい様に思います。

  4. しろねこ より:

    大給 松平様

    コメントいつもありがとうございます。ヤフオク!を見ていて偶然に昭和62年プルーフ階段切れ目有を見つけました。これを機に、「日本貨幣カタログ」の図面と説明が訂正されることを期待しています。

    PCGSでのスラブ入りにするかのことですが、まず地元の貨幣研究会例会で先輩たちに見てもらい、催事でもコイン鑑定士に真贋をみてもらい、それから判断します。5月の東京国際コインコンヴェンションには行きたいです。

    ホームページの件ですが、今勉強中です。〇アプリの「ピクまる」、「ラウンド写真」などのアプリケーションソフトで貨幣をスラブ入りの場合、貨幣の部分だけくりぬくことができるようになりました。少しずつまとめて書きたい思いが強いです。

タイトルとURLをコピーしました