7月15日の財務省の貨幣製造枚数の改定によると、令和4年銘の10円青銅貨の発行枚数は近年のキャッシュレス決済の浸透や進展により、ほぼ65年ぶりとなる6100万枚に引き下げられた。
QRコード決済の普及や銀行での両替手数料の導入や硬貨取り扱い手数料の導入などが原因とみられるが、製造費用(コスト)が10円を上回ったことが原因ともいえるだろう。この製造枚数の減少傾向は来年以降も続くと思われる。流通量が減少したことが原因と新聞紙上では発表されている。
異なる図案つまり「手変わり」は近年見ることができないため、今後も見ることが期待できず絶望視される分野である。
製造枚数の減少つまり希少価値がつくまで待ちたい。コインブームはもう来ないと考えられるため、一般的に保存しておく必要はない。
昭和34年銘とほぼ同じ製造枚数なので少なくはないといえる。稀少度がやや少ないといえる。
従来の10円青銅貨は今まで極端に製造枚数が多かった貨幣だからである。もう半分、3分の1の製造枚数になり、明らかに少ないと特年程度にならなければプレミアはつかないだろう。50円白銅貨の様に2桁少なく、ミントセットしか製造されないほど稀少にならない限りは保存する意味はないだろう。
ちなみに筆者は未使用状態なら保存します。流通品でも集めます。
主な参考文献
『日本経済新聞 朝刊』2022年7月16日。
『朝日新聞』2022年7月16日。
今日は涼しかった。
では。
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