昭和48年 Ba型(タイプ)

今回は昭和48年銘の10円青銅貨の手変わりのうち1種類しかないBa型(タイプ)を取り上げる。昭和48年前後はコインブームがあり発行枚数も非常に多く製造された。

昭和48年Ba型(タイプ)として採用されている図案は、前年と同じであることが特徴である。「翼廊楼閣部分の屋根軒先:隅棟:楔型」「左翼廊の楼閣軒先:細い1本線」。存在率100%。この型しか存在しない。容易に見つけることができるため、収集意欲がわかない。

近年、10円青銅貨のスラブ品が出品されているのを見るが、収集家にとっては未使用ということが分かり大変便利な点もあるが費用面では高いのが難点だ。

Ba型(タイプ)はしばらく続き昭和53年銘まで続くことになる。
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Amazonで購入したスマートフォンに外付けするマクロレンズは20倍のものですが2016年10月に発売されたものです。調べるといろいろな種類のものがあることが分かりました。数年前に比べて随分と手軽になりました。正式にはコンバージョンレンズといいます。


まずはiPhone X に対応しているもの。18倍のもの、15倍が大部分を占めています。また、広角、魚眼、マクロレンズの3点がそろっているものもあり100円で購入しました。中国製のものがほとんどです。届きましたら試してみます。

昭和47年 Ba型(タイプ)

殆どのコレクターは趣味でコイン収集をしており利殖は目的ではない。趣味道楽の類ではあるが、最近コイン界に参入してきた富裕層は最初から投資利殖目的の人も多いようである。少なくとも資産保全を考慮しているようである。

コインを趣味で集めるか、つまり貨幣研究会例会のようにそのコインが将来人気が出て価値を見出せるか、筆者のように本当の趣味で自分の小遣い程度で人気のない貨幣を集めるかで当然対象が変わってくる。

利殖や投資を目的とするコレクターが収集対象とするのはおそらく19世紀以前の状態の良い稀少コインに限定されることになる。さらに、最近の金価格の高騰により1グラム当たりの金相場を計算に入れ、金貨を大量に買いあさっているという現象も見受けられる。

スラブ品の状態評価については、銅貨の色彩判定にはかなり曖昧さがあり、様々な問題を含んでいる。たとえば、RD表示の品とRB表示の品を比べると、表示が逆のように感じる場合があった。

これは、業者の方にも言え、店頭で勧められるもののなかには数値の低いもの、RB表示の品の場合があった。スラブ品の銅色判定に曖昧さがあるのは周知の事実だろう。

RD表示の品に近いRB表示の品、逆にRB表示の品に近いRD表示の品、数字もMS-65に近いMS-64、逆にMS-64に近いMS-65などが見られるが第三者鑑定機関が正式に発表しているので一般の収集家は従うしかない。

あと一つの問題は、銅貨スラブのRD表示の品については、ある程度は銅色の経年変化を覚悟する必要があるということである。これを防ぐにはスラブケースをチャック付きのビニール袋に入れて保存する必要がある。

冬場、ストーブの近くに置き温風に曝しておくのは変色の原因にもなると思う。また、ミントセット出しの未使用の銅貨をコインホルダーに入れて透明袋 OPPクリスタルパック に入れクリップシーラーで圧着して外気を完全に遮断したとしても、肝心の銅貨に汚れが不着していた場合、徐々に錆が出てくることを経験している。安いもので平成のミントセットに組み込まれているものを持っていたため事態は大きくならなかった。

昭和47年 Ba型(タイプ):「翼廊楼閣部分の屋根軒先:隅棟:楔型」「左翼廊の楼閣軒先:細い1本線」。存在率100%。この型しか存在しない。発行枚数が異常に多いが同じ図案で手変わりはこの一種類だけです。


NGC-MS65RD CCF2017で2700円で購入しました。低額品ブースにて。


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Amazonからスマートフォンに付けるマクロレンズを注文しましたので到着が楽しみです。最も安い商品を選びましたので良くなければ別のものにするか迷っています。

昭和34年から昭和46年までの手変わり分類

10円青銅貨の完全未使用品、MS-65RDなどの銅の輝きの高い品などは人気度と稀少価値が高いといえる。特に、銅貨は銀貨や白銅貨以上に酸化されやすいためである。この傾向は昭和36年銘までの完全未使用品に高い評価が付けられている。

昭和61年後期のほうが人気度は高く、オークションに出れば数万円の値が付く人気銘柄です。特にPLの完全未使用品MS-66RDのものが評価が断然高い。

しかし、これらの最高評価を受けているものよりも、昭和59年Cb型の完全未使用品のほうが超稀少であり、最も少ないといえる。

●今までに取り上げた現行10円青銅貨の手変わりの分類表を再掲する。分類整理できるようになると非常に面白い。過去の記事も参照なさって理解を深めてください。

10円青銅貨の手変わり分類表について

「10円青銅貨の手変わり」の解説については、神吉廣純先生(号・喀龍)のわが国で初めて発表された『日本貨幣カタログ1994』特集、「収集」2006年9月号、19頁、鈴木和三郎先生の書籍『日本の現行貨幣‐収集の手引き‐』2011年、内外貨幣研究会編のほかに貨幣名称として使われている名称を使用しました。

しかし、発表時期が異なっていて研究も進展しており、鈴木和三郎先生の著書にも分類名の変更や誤植が見られるため、若干訂正したケースもあります。平成の頃のものは鈴木和三郎先生の書籍に従ったところが多いです。

分類表の作成には正確性はもちろん、公正さが求められます。神吉先生の分類をもとにしたうえで鈴木先生の分類も参考にしています。神吉先生は10円青銅貨の手変わりを最初に発表された研究者だからです。

できる限り10円青銅貨の手変わりを『日本貨幣カタログ1994』特集、「収集」2006年9月号、19頁に従いました。特に、「存在の報告はあるが現品未確認のもの」は漏らさず記載しました。

また、平等院鳳凰堂の書籍を参考にしたり、平等院ミュージアム鳳翔館に問い合わせをして正式名称とコイン上の名称を比較して表現したところがあります。実際のお寺の世界遺産 平等院鳳凰堂にはない名称や部分が非常に多くコイン上で使われている名称でもいいのではないかという意見に落ち着きました。そのため、収集家の満足する名称(鈴木先生のもの)でも構わないというわけです。ただし、10円青銅貨の手変わり自体が十分に普及されているとはいえず、正式な名称はまだ決まっていないと思っています。

彫刻するときに省略されていたり、階段に切れ目が有ったりなかったり、宝珠の数が省略されたり簡略化されています。貨幣にするときに適当である図案かどうか造幣局で決定されるためです。

今はコンピューター制御で貨幣が製造されていますが昭和45年ころは複数の熟練した工芸官がいたと推測できます。それが発行枚数の違いになり「手変わり」別の稀少価値を生み出すもととなるのだと考えます。

次に、分類名や分類位置(前期、中期、後期)が適切であるかということです。そのため既存の分類名や、分類位置の変更を行う際には、細心の注意を払う必要があります。未使用貨幣で必ず確認して、新発見の手変わりを見つけた時は2枚目も念のため見つけるように心がけるなどが必要です。

どうしても個人で分類表を作成すると、見落としや訂正、誤植が生じる可能性があります。また、信憑性も問われてきます。そのため貨幣研究会例会で公開・発表してゆくことが望ましいと考えています。催事のコイン商の店頭で店主とお話しすることも重要です。

すべてのコレクターが満足する分類表は作成できません。なかなかコイン商に認知されたりしません。専門書「収集」に掲載されるためには文章力と運が問われ、最も効果的な方法はホームページに公開する方法だと筆者は思います。

分類表の発表後は、必ずメンテナンスを行い、分類表の訂正や新発見の追加を適宜行っていくことが望まれます。その成果を広く公開して認知してもらうことが重要です。昭和46年以前のものは過去の記事をご覧ください。

昭和46年 後期 Ba型(タイプ)

今日も雪が解けずに空気も寒かった。今が一番寒いのではないだろうか。

昭和46年 後期 Ba型について説明します。前年の昭和45年 後期 Ba型から頭のアルファベット表記がAからBに変更になりました。昭和46年 Ba型は通常貨の流通貨でほとんどがこのBa型です。存在数は3283枚です(平成28年7月4日現在)。非常に多い。今はもっと増えてきていています。

〇昭和46年 後期 Ba型 非常に多い。 :翼廊楼閣部分の屋根軒先:隅棟(すみむね):楔型、「左翼廊の楼閣軒先:細い1本線」

昭和45年 後期 Ba型 と特徴は同じで①、②、③、④の左右にある翼廊楼閣部分の屋根軒先:隅棟(すみむね):楔型(くさびがた) です。楔型などの名称はコイン上の名称であり、実際の平等院鳳凰堂に存在する名称ではありません。

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昭和46年銘の10円青銅貨はこのコインだと思いますので皆さんも探してみてください。そして前期と後期の違いが分かるようになれば手変わりは理解できたといえます。

ヤフオク!より昭和40年後期 Ac型など が届く

ヤフオク!より落札した商品が届きましたので報告します。ロール出しのきれいな状態には大満足ですが、ヘアラインの見られるものも中にはあり難しいです。落札でき素直に嬉しいです。昭和39年 Ab型 「右翼廊の楼閣の軒先:2本線」も送られてきましたがロール出しではないようです。

昭和40年 後期 Ac型 「右翼廊の楼閣軒先:明瞭1本線」:存在率55.5% 存在数786枚。前期 Ab型は「右翼廊の楼閣軒先:2本線」で存在率44.5% 存在数630枚とほぼ同じ数です。これが前期と後期の差が顕著な場合に評価が分かれるのですがこの場合は分かれません。過去の記事を修正しておきました。

 
筆者は前期タイプのAb型を探していましたのでロール出しの完全未使用ですがすこし残念でした。

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昭和39年 Ab型 については機会があれば紹介します。

昭和46年 前期 Ac型(タイプ)

まだ、雪が道路に溶けず残っていて風が非常に寒いです。今日も除雪に追われました。

昭和46年 前期 Ac型 :「日本貨幣カタログ1994」特集、「収集」2006年9月号19頁に掲載されている神吉先生の10円青銅貨手変わり分類表には「※存在の報告はあるが現品未確認のもの」とされています。

そのためまさか見つかることはないと思っていました。地元では発見すると嬉しく思うようになり明日への希望が出てきます。コインアルバムに入れて特別に保存しています。


昭和46年 前期 Ac型 :非常に少ない

①、②、③、④の左右にある翼廊楼閣部分の屋根の軒先:隅棟(すみむね):跳び上がり が特徴です。

存在率は非常に少なく1割も満たないと思います。ノートに枚数を記録していましたので分かり次第記載します。

〇昭和46年 前期 Ac型:翼廊楼閣部分の屋根軒先:隅棟(すみむね):跳び上がり

画像が小さくても見慣れるとわかります。ヤフオク!やコイン商でようやく見つかりました。原価に近い価格(手変わり評価がまだされていません)で見つけた時の感動は忘れもしません。このような楽しみ方もあるわけです。

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参考までに後期タイプのBa型は非常に多く稀少性がありません。昭和45年Ac型の存在数は非常に多く、昭和46年Ac型は逆に非常に少ない存在率になりますので注意して探してみてください。


※鈴木和三郎先生の書籍『日本の現行貨幣‐収集の手引き‐』2011年では分類されていません。

昭和45年 後期 Ba型(タイプ)

昨日の雪が積もり、20センチほど積もりましたか靴の中まで入り水でぬれて大変でした。除雪もしましたが大変忙しかったです。

昭和45年 後期 Ba型 を説明します。特徴は①、②、③、④の左右にある翼廊楼閣部分の屋根軒先:隅棟(すみむね):楔型(くさびがた) です。

存在率は9.0%。稀少価値が高いものです。存在数は178枚。前期タイプのAc型は1781枚と非常に多いです。実際の存在率は前期タイプのAc型が7割、後期タイプのBa型が3割程度の感じです。

存在数についてはその後増えたためにもう一度計算したいのですが筆者の暇がないうえに、10円青銅貨の手変わりに興味がある人が少ない、収集家が少ない、このブログが知られていないなどの理由で一人では再計算ができません。貨幣研究会などの例会で取り上げられ複数の収集家に分担してもらえると容易になるかと思います。

〇昭和45年 後期 Ba型 翼廊楼閣部分の屋根軒先:隅棟(すみむね):楔型、「左翼廊の楼閣軒先:細い1本線」

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昭和45年 前期 Ac型(タイプ)

昭和45年は前期タイプのAc型と後期タイプのBa型があり前期タイプのAc型は多く、後期タイプのBa型は稀少価値が高くなります。この年号をはじめ数点に焦点を絞り、撰り銭をしています。

昭和45年 前期 Ac型 :多い
存在率は9割程度ですがノートに枚数を記録していましたので分かり次第記載します。存在数が1781枚(平成28年5月2日現在)。存在率は90.5%。

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緑色で囲んだ場所全体を楼閣と呼びます。①、②、③、④の左右にある翼廊楼閣部分の屋根の軒先:隅棟(すみむね):跳び上がり が特徴です。これらの~型などの名称はコイン上の名称で実際のお寺には存在しません。分かりやすい名称がよいのではないかと思います。この名称は鈴木和三郎先生により最初に作られ、「左右の隅楼の形状の違い:隅棟(すみむね):跳び上がり」と名付けられました。これを参考にしています。

造幣局の職員の工芸官が原型を作った人であり、何を省略して、何を残したかった、何を強調したかったのか分かりません。

彫刻をして、貨幣として適切なものにするため省略する必要があるはずだったのですがどういうわけだか知りませんが2種類が存在します。 おそらく当時は工芸官が複数人いたのだと推測されます。

〇昭和45年 前期 Ac型:翼廊楼閣部分の屋根軒先:隅棟(すみむね):跳び上がり

流通貨の場合は摩耗が見られるので左側の翼廊楼閣の軒先の部分で確認ができない場合、右側の翼廊楼閣軒先の部分でも再確認するようにしています。コイン商の店頭でも同様にして探しています。
 
 
 
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関東地方は雪が激しくなってきました。ニュースは雪の天気予報ばかりです。
 

昭和44年 Ac型(タイプ)

昭和44年銘 には手変わり分類はAc型の1種類だけです。「右翼廊の楼閣軒先:明瞭1本線」です。

昭和44年 Ac型 存在率:100%。このアルファベット表記は神吉廣純先生により初めて発表されました。鈴木和三郎先生もこの分類方法にしています。最も、中分類、細分類をされている箇所がほかの年号でも目立つのが特徴です。
筆者は、神吉廣純先生の分類に従っています。大分類のAc型と分類しました。

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