-平成7年 Ch型、平成8年 Ch型、平成9年 前期 Ch型、平成9年 後期 Ci型、平成10年 前期 Ch型、平成10年 後期 Cj型の手変わり分類について- 3

日が短くなり除草が追い付きません。天気予報も当てにできません。

 


近代貨幣の手変わり収集は近年人気が高まり、近代貨幣分類図鑑や1円銀貨の手変わり分類本(初版)は絶版となっています。一方で現行貨幣にも各種の手変わりが存在し、10円青銅貨の昭和61年後期 Cf型は高額なプレミアムで知られています。

稲100円銀貨の代表的手変わり「粗稲穂」は昭和38年銘が大珍品、昭和39年銘が稀少、昭和40年銘は1品のみの存在で確認されています。日本近代銀貨研究会で131、500枚強とサンプル数が非常に多く大変参考になります。銀貨を収集するコレクターは非常に満足できる数字です。

10円青銅貨のプルーフもこのように非常に多くのサンプル数で確認したい。正しい存在数を知ることができ、収集意欲がわきます。

 

◆平成9年プルーフの裏面、【年号面】(共通図) Ch型およびCi型共通

Photo_20190828201101

 

 

●平成9年 前期 Ch型 「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:有り」 標準的、21枚 【新発見】

アルファベット表記のCh型の特徴は私が付けた特徴記号です。着眼点は「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:有り」の2か所だけ確かめれば平成9年 前期 Ch型と特定できます。尚、新発見できましたが存在数はほぼ同じでした。

鈴木先生の著書ではこの「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:有り」の組み合わせ分類、仕分け分類はまだ、発見されていません。当然、分類表には未見としか掲載されていません。

稀少度は標準的であり所有している貨幣のうち半数の21枚がこの特徴であり、平成9年 前期 Ch型と特定できます。

なお、通常貨にはCh型の「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:有り」とCi型の「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」の2種類の手変わり品があるため前者のCh型と同じ特徴を持つ手変わり品を注意して探していると偶然、この貨幣を発見しました。非常に嬉しいです。

ヤフオクなどから宝くじ的感覚で、未見タイプとの遭遇を期待するのも非常に楽しい。10円青銅貨のプルーフは業者の認知度が低く、標準的価格での入手可能性が十分に残されている。これが『日本貨幣カタログ』に掲載されるようになると、業者の認知度、人気度も上昇するため収集難易度は高くなる。

 

【平等院鳳凰堂面】全体図 平成9年 前期 Ch型

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着眼点

①「左宝珠切れ目:有り

②「階段切れ目:有り

Photo_20190828201201

 

●平成9年 後期 Ci型 「左宝珠切れ目:無し」「階段切れ目:有り」 標準的、21枚

アルファベット表記のCi型の特徴は私が付けた特徴記号です。着眼点は「左宝珠切れ目:無し」「階段切れ目:有り」の2か所だけ確かめれば平成9年 後期 Ci型と特定できます。

鈴木先生の著書では「左宝珠切れ目:無し」「階段切れ目:有り」「左石積切れ目:有り」と分類されています。紹介させていただいたものは、今現在のもので、まだまだ見つけられることを期待しています。サンプル数が極端に少ない。

稀少度は標準的であり所有している貨幣のうち半数の21枚がこの特徴であり、平成9年 後期 Ci型と特定できます。

 

【平等院鳳凰堂面】全体図 平成9年 後期 Ci型

000004

 

着眼点

①「左宝珠切れ目:無し

②「階段切れ目:有り」

Photo_20190828201301

(つづく)

-平成7年 Ch型、平成8年 Ch型、平成9年 前期 Ch型、平成9年 後期 Ci型、平成10年 前期 Ch型、平成10年 後期 Cj型の手変わり分類について- 2

随分と日が短くなり朝は長袖の季節のように寒くなりました。すぐに暑さが戻りますが8月上旬の最高の暑さには戻りません。確実に季節は動いています。

 


 

1 はじめに

 

10円青銅貨プルーフの手変わりは、現行貨の手変わりコレクターには知られているのが現状であり、まれにネットオークションなどでも出品されている。鈴木和三郎先生の著書『日本の現行貨幣-収集の手引き-』内外貨幣研究会、2011年10月以降に見つかった手変わりについては、私が自分のブログで公開・発表していたので熱心な現行10円の手変わりファンにとっては既知と思うが、公開文献として掲載された例はないこと、また、鈴木先生は平成17年以降の手変わりの画像と分類表には触れられていないため、追加という意味でここに多数の画像を掲載した。ページ数の都合で割愛されないか心配している。

 

なぜ、通常貨にない組み合わせ手変わりがプルーフにも見られるのか、その逆も同じことが言えます。このことについてもわかりませんので情報をお持ちの方がおりましたら是非筆者のほうへご報告をお願いします。

 

◎現行10円青銅貨プルーフ貨幣の各部の名称

基本的な分類に関する考え方や語句の使用法については、神吉廣純先生が「収集」20069月号、19頁に発表された「10円青銅貨の手変わり分類表」および鈴木和三郎先生が執筆された『日本の現行貨幣-収集の手引き-』内外貨幣研究会、2011年、10月に、できる限り準拠するように努めた。

 

●平成8年 Ch型 「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:有り」 この特徴分類しか見たことがなく、非常に多い 標準的 24枚

 

アルファベット表記のCh型の特徴は私が付けた特徴記号です。着眼点は「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:有り」の2か所だけ確かめれば平成8年銘はこの特徴しか見られないはずなので分類する必要はありません。通常貨にはCi型「左宝珠切れ目:無し」「階段切れ目:有り」の特徴を持つものが存在するためもし見つかれば珍品です。よく確認する必要があります。

 

鈴木先生の著書では「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:有り」「左石積切れ目:有り」と分類されています。現時点ではこの組み合わせ手変わりでしか見たことがありません。

 

稀少度は標準的であり所有している貨幣すべて24枚がこの形です。平成8年銘はこの特徴のものしか見たことがありません。伴わないタイプのものは現在調査中です。上級収集家の方は、ぜひ新手変わりの発見に挑戦していただきたい。

 

通常貨にはプルーフにも同じ特徴が見られるCh型に加えて、Ci型の稀少度の少ない「左宝珠切れ目:無し」と「階段切れ目:有り」の2種類の手変わり品があるため後者と同じ特徴を持つ手変わり品を探している最中です。

 

【年号面】 

Photo_20190826201601

 

【平等院鳳凰堂面】全体図

Photo_20190826201602

 

着眼点

①「左宝珠切れ目:有り」

②「階段切れ目:有り」

 

Photo_20190826201701

 

●平成8年 Ci型 「左宝珠切れ目:無し」「階段切れ目:有り」 通常貨には見られる、未見(存在の可能性大)

この貨幣を探しています。 発見された方はご報告ください。

 

(つづく)

 

-平成7年 Ch型、平成8年 Ch型、平成9年 前期 Ch型、平成9年 後期 Ci型、平成10年 前期 Ch型、平成10年 後期 Cj型の手変わり分類について- 1

日に日に日が短くなってきました。夏も終わりになり苦手な冬が訪れます。

 


 

1 はじめに

 

筆者が10円プルーフの手変わりに興味を持つきっかけは鈴木和三郎先生のホームページ「近現代・日本のお金」chigasakiws.web.fc2.com/index.html

に従って「10円の手変わり」について集め始めたことに始まる。その後、ヤフオクより2015年に大阪の方から大量にプルーフ出しを譲っていただいた。その中に鈴木和三郎先生でさえも未見の【新発見】の手変わりを見つけることができ、発表に至ったわけである。一部の方しか正確な存在数が知らないため悪い意味で高値になるとも考えられるため事前に頭に入れておいていただけると業者の店頭やオークションで出品物を見た時に詳しい判断ができると考える。

 

前回は、平成2年 Cg型から平成6年 後期 Ch型について述べさせていただいた。今回は平成7年 Ch型から平成10年 後期 Cj型までのプルーフの手変わり分類に関して紹介します。

 

 

 

●平成7年 Ch型 「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:有り」 この特徴分類しか見たことがなく、非常に多い 標準的 39枚

 

アルファベット表記のCh型の特徴は私が付けた特徴記号です。着眼点は「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:有り」の2か所だけ確かめれば平成7年銘はこの特徴しか見られないはずなので分類する必要はありません。通常貨にはCg型「階段切れ目:無し」の特徴を持つものが存在するためもし見つかれば珍品です。よく確認する必要があります。

 

鈴木先生の著書では「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:有り」「左石積切れ目:有り」の組み合わせ手変わりが特徴分類されています。

 

稀少度は標準的であり所有している39枚すべてがこの特徴を持ち、平成7年はこの特徴のものしか見たことがありません。すべての収集家に平等に発見・収得のチャンスがあると思うので、未見手変わり分類を上手く利用して楽しんでいただきたい。そして、未見品発見時には是非ご報告いただきたい。

 

通常貨には「階段切れ目:有り」と「階段切れ目:無し」の2種類の手変わり品があるため後者と同じ特徴を持つ手変わり品を探している最中です。

 

【年号面】 

Photo_20190824204901

 

 

【平等院鳳凰堂面】全体図

 

Photo_20190824204902

 

着眼点

①「左宝珠切れ目:有り」

②「階段切れ目:有り」

Photo_20190824204903

 

●平成7年 Cg型 「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」 未見(存在の可能性有り)探しています。発見された方はご報告ください。

 

(つづく)

-平成2年 Cg型、平成3年 Cg型、平成4年 Cg型、平成5年 Cg型、平成6年 前期 Cg型、平成6年 後期 Ch型の手変わり分類について-6

日本列島に横たわる秋雨前線の影響で全国的に荒れ模様となり、各地で激しい雨が降りました。23日夜にかけても大雨になる見込みです。秋雨前線とともに近づく秋の気配が感じられます。夜明けが長くなり、日が沈む時刻が短くなりました。

セミやコオロギ、カなどの昆虫はまだ見かけます。冷房も長い時間付けなくなりました。シャワーの水が冷たく感じるようになりました。

 

「令和元年」硬貨が500円玉・100円玉から製造開始、いつ私たちの財布に?

令和元年銘の10円青銅貨だけ欲しいためミントセットは申し込みません。たとえ貴重であっても。


-平成2年 Cg型、平成3年 Cg型、平成4年 Cg型、平成5年 Cg型、平成6年 前期 Cg型、平成6年 後期 Ch型の手変わり分類について-6

 

●平成6年 前期 Cg型 「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」、平成6年 後期 Ch型 「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:有り」について

◆平成6年 【年号面】前期 Cg型、後期 Ch型 共通

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  • 平成6年 前期 Cg型 「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」 やや多い 40

 

 平成6年銘には前期 Cg型 「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」と後期 Ch型 「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:有り」の2種類があり、通常貨には見られない後期 Ch型があります。なぜ通常貨には見られない手変わりが認められるのか謎であり、理由はわかりません。近代銀貨の手変わりに関しては、神吉先生により造幣局の職員が忙しいために生じたものらしいと説かれています。この後期 Ch型の特徴記号は私が付けました。まだ認知度があまりありません。

 

アルファベット表記のCg型の特徴は神吉先生の発表された通常貨の分類表と同じです。「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」の小分類が見られることが最大の特徴です。鈴木先生の著書では「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」「左石積切れ目:有り」が紹介されています。着眼点はプルーフにも見られるものに合わせたため「階段切れ目:有無」に注意してみると楽しめます。この3か所の組み合わせ手変わりが基本となります。

 

稀少度はやや多く40枚があり、平成6年にはこの特徴のもののほかに後期のCh型が見られます。尚、大分類表の存在率や稀少度項目は、研究中のタイプも多いため、おおよその存在傾向と考えていただきたい。10円プルーフ全体にこのことが言えます。

 

【平等院鳳凰堂面】全体図

Photo_20190823210102

 

着眼点

① 「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」

② 「階段切れ目:無し

③ 「左宝珠切れ目:有り」

Photo_20190823210103

 

 

  • 平成6年 後期 Ch型 「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:有り」 25枚 やや少ない 【新発見】

 

 平成6年銘には前期 Cg型と後期 Ch型の2種類があり、通常貨には見られない後期 Ch型があります。なぜ通常貨には見られない手変わりが認められるのか理由はわかりません。まだ認知度があまりないため収集をするチャンスと言えるでしょう。

 

アルファベット表記のCh型の特徴は神吉先生の発表された通常貨の分類表と違い、私が自分でつけた記号です。「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」の小分類が見られることが最大の特徴です。鈴木先生の著書では「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:有り」「左石積切れ目:有り」が大分類されています。着眼点も通常貨には見られず、プルーフだけに見られるものだけに「階段切れ目:有無」に注意してみると楽しめます。

 

稀少度は「やや少ない」と思われ25枚があり、平成6年 後期のCh型が店頭価格でCg型と同じ価格で売られていれば購入する価値はあると思います。現時点で盛り込める情報は可及的掲載した。また、各カテゴリー単位で特徴記載や特徴を示す写真を手変わり分類表との対照させながら収集できるようにした。

 

未見品に関しての存在可能性を示す情報などを記載し、収集意欲の向上や興味を掻き立てるように情報の開示をして、初心者、初級者でも興味を持って収集活動に臨めるようにした。そのカテゴリーの基本刻印種や基本分類パターンに従っているため、すべての完集を目指す内容とした。基本[組み合わせ]分類の中にも入手し難いタイプが含まれているためその箇所は後日に収集するようにすればよいと思う。入手は後回しにする選択肢もあろう。市場での入手性がやや困難であり高いものがあるため、収集の楽しさが増すと考える。

 

基本知識さえあれば初級者でも一般市場で拾うことができる。以前、ヤフオクなどの競売に手変わり品として出品されたことがあり、数倍のプレミアムが付いたことがある。上級者が参加したためなのか意図的なのかまではわからない。

 

※鈴木和三郎先生が執筆された「日本の現行貨幣ー収集の手引きー」内外貨幣研究会、2011年10月に発表された手変わり分類表には未掲載の特徴記号を持つ特徴分類については赤表示で【新発見】と付けておいた。

 

【平等院鳳凰堂面】全体図

Photo_20190823210901

 

着眼点

① 「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」

② 「階段切れ目:有り

③ 「左宝珠切れ目:有り」

Photo_20190823210902

 

  • まとめ

 

平成2年 Cg型、平成3年 Cg型、平成4年 Cg型、平成5年 Cg型、平成6年 前期 Cg型の特徴、平成6年 後期 Ch型の特徴を下の表にまとめておいたので参考にされたい。きちんと述べさせていただいたので以後、迷うことは少なくなると思う。しかし、昭和61年 後期 Cf型のように『日本貨幣カタログ』に掲載されるようなことになると市場価値が上昇するかもしれず、また、収集家も増えることが予想されるために買うなら今がチャンスと思う。

 

平成2年から平成5年銘は私の感覚ではCg型の特徴を持つものしか存在しないと思う。目標は『日本貨幣カタログ』に特徴記号が掲載され、分類番号をもとにして各収集家が参考にされることです。それを活用することで、各収集家が分類に間違いが生じる確率が少なくなり大変に便利になると思う。実際は、紙数の関係上、割愛せざるを得ない分野でもあるため、昭和61年後期Cf型のように『日本貨幣カタログ』に掲載されるのは意義がある稀少手変わりであることが必要となるためなかなか難しいと思える。そして、この次はどのような手変わり品と出会えるのか楽しみに待ちたい。

 

年銘

特徴記号

小分類

大分類

稀少度

平成2年

Cg型

「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」

「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」「左石積切れ目:有り」

標準的 21

 

平成3年

Cg型

「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」

「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」「左石積切れ目:有り」

標準的 39

 

平成4年

Cg型

「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」

「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」「左石積切れ目:有り」

標準的 74

 

平成5年

Cg型

「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」

「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」「左石積切れ目:有り」

標準的 57

 

平成6年 前期

Cg型

「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」

「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」「左石積切れ目:有り」

やや多め 40

 

平成6年 後期

Ch型

「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」

「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:有り」「左石積切れ目:有り」

やや少ない25

【新発見】

 

<参考文献>

 

日本貨幣商協同組合編『日本の貨幣-収集の手引き-』改訂、2010年。

田宮健三「正徳・享保小判・一分金」『収集』誌1978年2月号32-34頁、書信館出版株式会社。

喀龍「現行通常貨幣完全未使用品の評価と稀少性(前編)」『収集』誌2009年2月号、8-12頁、書信館出版株式会社。

喀龍「『石蹴り明』と『長明』」『収集』誌2009年11月号、20-22頁、書信館出版株式会社。

その他の『収集』誌多数。

亀谷雅嗣編「日本の近代銀貨-第一部 一円銀貨(第二版)」2018年11月9日、書信館出版株式会社。

 

(つづく)

-平成2年 Cg型、平成3年 Cg型、平成4年 Cg型、平成5年 Cg型、平成6年 前期 Cg型、平成6年 後期 Ch型の手変わり分類について-5

随分と日が短くなり午後に昨日に続き大雨になりました。これからまた寒い冬になると思うとうんざりします。


◆平成5年 【年号面】

Photo_20190821204901

  • 平成5年 Cg型 「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」 標準的、非常に多い

 

アルファベット表記のCg型の特徴は神吉先生の発表された通常貨の分類表と同じです。「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」の小分類が見られることが最大の特徴です。鈴木先生の著書では「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」「左石積切れ目:有り」と分類されています。

 

稀少度は標準的で57枚がこの特徴であり、平成5年はこの特徴のものしか見たことがありません。刻印は1種と考えられます。平成元年銘は前期 Cf型と 後期 Cg型であり、平成2年、平成3年、平成4年、平成5年、平成6年 前期 Cg型と量産用の刻印種が製作されたと推測される。これらの年号は大量に製造された。

この年号はこの単独手変わりも含め、手変わりはこのCg型しか見当たらない。刻印発生の流れから重点的に収集するべきカテゴリではない。

 

【平等院鳳凰堂面】全体図

Photo_20190821205301

 

着眼点

「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」

Photo_20190821205501

 (つづく)

-平成2年 Cg型、平成3年 Cg型、平成4年 Cg型、平成5年 Cg型、平成6年 前期 Cg型、平成6年 後期 Ch型の手変わり分類について-4

急に日が短くなり天気が急変して大雨になりました。すぐにやみましたが、これから日増しに寒さが強くなります。家の明かりもすぐに暗くなり体力も変化します。これからの季節が大変です。ミンミンゼミが鳴き始め、コオロギなどの虫の鳴き声もするようになりました。


 

◆平成4年 【年号面】

Photo_20190820190301

 

  • 平成4年 Cg型 「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」 標準的、非常に多い

アルファベット表記のCg型の特徴は神吉先生の発表された通常貨の分類表と同じです。「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」の小分類が見られることが最大の特徴です。鈴木先生の著書では「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」「左石積切れ目:有り」と分類されています。

稀少度は標準的であり74枚が同じ特徴であり、平成4年はこの特徴のものしか見たことがありません。

【平等院鳳凰堂面】全体図

Photo_20190820190302

 

着眼点

「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」

Photo_20190820190401

(つづく)

-平成2年 Cg型、平成3年 Cg型、平成4年 Cg型、平成5年 Cg型、平成6年 前期 Cg型、平成6年 後期 Ch型の手変わり分類について-3

ヒグラシの鳴き声がするようになり急に日も短くなりました。

昨日、貨幣研究会例会に参加して補欠当選した東京オリンピック記念1000円銀貨のプルーフはすべてキャンセルすることに決めました。コンプリートセット(仮称)もあることだし、プレミアム付きで販売される記念貨幣はできる限り購入を控えたい。東京国際コインコンヴェンションの懇談会で造幣局の理事がどのようなものが売れるかなど質問をしていたため記念貨幣は今後無限に製造されるということが推測できるからだ。

筆者も東京オリンピック記念金貨の購入をためらうようになる。よく考えます。今日のテレビでも金相場が高騰していることが取り上げられ、買取額も異常に高額な額であった。金貨は良くない。収集するのであれば銀貨といえる。

 


 

◆平成3年 【年号面】

Cb

 

  • 平成3年 Cg型 「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」 標準的 多い

アルファベット表記のCg型の特徴は神吉先生の発表された通常貨の分類表と同じです。「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」の小分類が見られることが最大の特徴です。鈴木先生の著書では「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」「左石積切れ目:有り」と分類されています。

稀少度は標準的であり39枚に見られ、平成3年はこの特徴のものしか見たことがありません。

 

【平等院鳳凰堂面】全体図

Photo_20190819202801

 

着眼点は赤の矢印で示した箇所です。

「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」

Photo_20190819202901

(つづく)

-平成2年 Cg型、平成3年 Cg型、平成4年 Cg型、平成5年 Cg型、平成6年 前期 Cg型、平成6年 後期 Ch型の手変わり分類について-2

催事開催のご案内

第28回 TOKYOコレクションフェア2019

「コイン・切手・テレカ大即売会」

会場:有楽町 東京交通会館 12階 ダイヤモンドホール

2019年 9月13日(金) 12:00~18:00

      9月14日(土) 10:00~18:00

      9月15日(日) 10:00~16:00

主催:いずみ会

 


 

◆平成2年 【年号面】

Photo_20190818200301

 

  • 平成2年 Cg型 「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」

 

アルファベット表記のCg型の特徴は神吉先生の発表された通常貨の分類表と同じです。「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」の小分類が見られることが最大の特徴です。鈴木先生の著書では「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」「左石積切れ目:有り」と分類されています。

 

稀少度は標準的であり21枚に見られ、平成2年はこの特徴のものしか見たことがありません。

 

【平等院鳳凰堂面】全体図

Gbca

 

着眼点

「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」

Green

(つづく)

 

第489回 茨城貨幣研究会例会

少し太陽は遠くなりましたが、1時間以上かけて茨城貨幣研究会例会に参加してきました。スイカ(食べ物)の出し物ありがとうございます。自宅でも「小玉スイカ」という品種名を作ったことがありますが、今年は苗が売れきれていました。

今日の収穫は中国北京公博古銭幣(GBCA社) GBCAという中国の鑑定会社の見本をメンバーより無料でいただきました。ありがとうございます。不発行10円洋銀貨が購入できるように頑張ります。尚、通常貨とプルーフの未見品を見つけることに楽しみが残ります。例えば、昭和56年Bd型、昭和59年Cb型の未使用、プルーフの未見品を見つけることです。

CCFにも出展されていた中国の第三者鑑定機関であるGBCAのスラブ入り、平成10年銘 5円黄銅貨。PCGSやNGC、ACCAなどとは異なり、評価が数字で出されていないため良く状態表記が分かりません。

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Img_4607

评级编号:
1710001062
名称:
日本五円
分数:
样 品 :ネットで調べると中国語で(サンプル、見本)という意味です。
年份:
1998
尺寸:
22.0*1.5mm,3.8g
※GBCAの宣伝のようなものです。

-平成2年 Cg型、平成3年 Cg型、平成4年 Cg型、平成5年 Cg型、平成6年 前期 Cg型、平成6年 後期 Ch型の手変わり分類について-1

今日の水戸市の最高気温35.7度でしたが、昨日の晩は寒くなり毛布を掛けました。夏もすぐに終わってしまいます。コオロギの鳴き声が聞こえるようになりました。職場では冷房がかかっており体調を崩してしまいました。頂いたアイスクリームはものすごくおいしかった。水は欠かせません。どうもありがとうございます。

アブラゼミの幼虫の抜け殻、地面の穴は良く見ます。

 


 

1 はじめに

10円青銅貨プルーフの手変わりは、コレクターが少ないことに加え、青銅貨そのものの地金の安さと発行枚数の多さにより、近代銀貨に比べるとまだ発展途上といえます。最近、組合催事での店頭販売をはじめ、オークションでも時々「手変わり」表示されて出品されています。その表示方法が統一されておらず、ほとんどといっていいくらい出品されている写真と商品説明を照らし合わせながら読まないとわからないというのが現状です。

 

存在率が問題とされるため、出品者が近代銀貨のように、なんでも「手変わり」表示して多少割高にしてプレミアムを付けたがることは納得ができますが改める必要があります。商品の説明がない場合は実物の様子が想像だけになるため、東京の会場まで下見に出かけなければ判断できないものもありました。下見ができない場合は電話をして問い合わせるしか方法がありません。そこまでしても購入したい人は少ないと思われるのでここにご紹介します。

 

組合催事では通常貨でしたが、現品を見て昭和56年前期と後期の違いが分かりました。どちらもごく普通にみられるものです。通常貨の手変わりも収集家仲間できちんと決める必要があると思われます。現在は、手変わりの統一した特徴番号や特徴分類がないために出品者が自由に決めているのが実情です。例えば、稀少価値が低いために存在数が極めて多いものが混じっている場合は入札すらできません。

 

私が『収集』誌に発表することでよく読まれているコイン商や大勢のコレクターに認められ統一した分類がされること、更に分類研究が進み、新たな発見が今後見つかり発表されることを期待します。コイン収集のさらなる促進と貨幣の収集の発展に寄与できれば幸いです。過去にも貨幣業界には似たようなことがありました。『収集』誌1978年、2月号、34頁によると、正徳小判と享保小判で、田宮健三先生著『日本貨幣図史』第6巻に発表しました。この発見は、一躍古銭界でクローズアップされ、定着しました。

 

 これらの統一されていない手変わりを入手する際は十分と注意をしていただきたいと思う次第です。実際、最近のネットオークションに平成6年銘プルーフの前期 Cg型および後期 Ch型の2組を1セットで出品されていて高額なプレミアムが付けられ説明も大げさなものを見かけた。その他の年号にも同様な現象が見られた。これらに応札者が何人もいる状況を見ると悲しい気持ちになります。尚、どの手変わりを「前期」と呼び、何を基準に「後期」と決めるのか、その間にも筆者の発見した新手変わりの「中期」がありますが出品者がわざと無視をしているのか放置されたままの状態である。さらに、正確な稀少価値はどのくらいなのかなどについても知られていないため商品説明を読み無知な一般貨幣コレクターは、稀少価値の高いものだと誤信して落札してしまうようである。わずかな額には違いありませんが購入すると損をするために、手変わり品に対する正しい知識を持ち、1枚ずつ手に取って自分の眼で選び購入することをお勧めします。ネットオークションでは拡大した画像を追加してほしいと出品者に質問してもいいと思う。業者や一般貨幣コレクターには特徴分類や特徴記号がきちんと決められていないために、このまま放置しておくと、将来混乱を招く恐れのあるため、ここで述べさせていただきたいと思う。

 

今回は、平成2年 Cg型から平成6年 後期 Ch型までのプルーフに見られる変化について紹介します。

10円青銅貨プルーフの手変わりは、これまであまり注目されてきませんでしたが、私個人だけで集めた枚数ではサンプル数があまりにも少ないといえるため、日本近代銀貨研究会のような組織のないため近代銀貨のように明確な存在率は計算できないことをお断りしておきます。基本的な変化のほかにも様々な面白い変化や組み合わせ手変わりが見つかる可能性の高い収集分野といえます。まだ、プレミアムを付けて店頭販売されていない分野なので近代銀貨などと違いマイナーですがお小遣いの少ない収集家やまだ自分のコレクションが稀少手変わり品なのか確認するうえでも有意義だと考えます。趣味としては楽しめますが資産としてはプレミアム付きの青銅貨にもかかわらず10円の強制通用力しかないため期待はできません。最近はプルーフの製造枚数自体が少なくなり市場価格も上昇しているように思われますが、おそらく『日本貨幣カタログ』では300円と表記されると思う。やはり『日本貨幣カタログ』に発表され既に分類されるようになると業者による認知度や人気度も高くなるため、一般市場で拾うことはまず不可能になる。そのため今のうちに収集難易度の高い稀少手変わり品、未見品を入手することをお勧めしたい。見事に未見品を発見できた暁には入手困難になるため資金を確保し、東京の催事に出展される大手コイン商やオークションなどでの入手を試みていただきたい。

 

お手元のコレクションで、これらの変化をご確認ください。最近、10円青銅貨プルーフの人気が高まっていることを肌で感じてきています。非常にうれしいことです。なぜ、通常貨にない組み合わせ手変わりがプルーフにも見られるのかについてもわかりませんので情報をお持ちの方がおりましたら是非筆者のほうへご報告をお願いします。

 

◎現行10円青銅貨プルーフ貨幣の各部の名称

基本的な分類に関する考え方や語句の使用法については、神吉廣純先生が『収集』20069月号、19頁に発表された「10円青銅貨の手変わり分類表」および鈴木和三郎先生が執筆された『日本の現行貨幣-収集の手引き-』内外貨幣研究会、2011年、10月やホームページ「近現代・日本のお金」chigasakiws.web.fc2.com/index.html

にできる限り準拠するように努めた。

(つづく)