昭和63年 前期 屋根に切れ目有、屋根の先端が鈍角、階段の縦線が分離 Ce型

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【訂正】以前書いた記事のうちS56‐S62前期まで該当します。
×「右破風:階段型」
〇「右破風:切れ目有」
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S63年前期タイプのCe型は特別で通常貨用に製造されたものではなくミントセット用に作られたものと推測します。なぜなら流通貨ではまだ1枚も存在を確認していないためです。ミント出しがごく僅か含まれている可能性はありますが無視していただいて構いません。
問題になるのは前期の発行枚数ですが通常 605,021枚。大阪桜の通り抜け 41,979枚の合計647,000枚。催事やコイン商など店頭などでの経験から後期と前期の割合は5対5から6対4の割合と考えられ後期と同じかわずかに後期が多い。推定発行枚数は32-40万枚。通常貨では未発行でもミントセットを取り出せば容易に手に入る。
 
発行枚数は少なくS61後期タイプの推定発行枚数10-15万枚に次いで稀少価値が高いものですがミントセットは流通用に製造された目的ではなく収集家用に作られたため未使用貨が収集界に意図的に大量に残されていること。コレクターなど残存数が多いためプレミアムは付かないと考えられています。
しかし、近年になって状況が少しずつ変わってきています。オークションに前期が出品されある程度の評価が付いたことから他の手変わりでも同じく【手変わり品】としての価値が認められたと考えられる。問題は人気度でほとんどないといっても過言ではない。今後どのようにして普及させるかが最大の課題です。「日本貨幣カタログ」に掲載されれば効果があり、一般コレクターにも目に触れる機会が増えもっともいいと考えます。
S61後期はミントセットには存在せず銀行ロールにしかないため現存する貨幣はすでに市場に流通され摩耗され摩滅されているものがほとんどで未使用が極めて少ないため異常な高値がついています。人気度も高く、オークションに出品されたり貨幣専門誌「収集」に論文が発表されたり、「日本貨幣カタログ2016」に図案が掲載されたりと認知度もあります。

昭和63年 前期 屋根に切れ目有、屋根の先端が鈍角、階段の縦線上部が融合 Ce型 通常貨には無し流通用には製造されなかった、ミントセットには意外と多く32-40万枚と推定。

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「屋根の先端が鈍角」オレンジ色で囲んだ箇所。「他の屋根の先端も鈍角」

「左破風:楔型」赤で囲んだ箇所。

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「階段の縦線上部が融合」もしくは「階段切れ目有」。貨幣業界では慣用で「階段切れ目有無」と表現しています。「有」は「有り」の略。

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「右破風の切れ目」有。右破風と左破風の呼び名が異なっていましたので改めました。

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東京のコイン商より50円で購入。店主いわく、流通貨なのかミント出しなのかはわからないとのことでした。状態は未使用-。当たり傷や摩耗は全くなく、指紋による変色が見られました。

ミント出しを自分の目で選ぶと完全未使用を見つけることができます。

以前書いた関連記事はこちら。

昭和60年 屋根に切れ目有、屋根の先端が鈍角、階段の縦線が分離 Ce型

昭和61年 前期 屋根に切れ目有、屋根の先端が鈍角、階段の縦線が分離 Ce型

昭和62年 前期 屋根に切れ目有、屋根の先端が鈍角、階段の縦線が分離 Ce型

昭和63年 前期 屋根に切れ目有、屋根の先端が鈍角、階段の縦線が分離 Ce型」への3件のフィードバック

  1. トップページでCa型とかCb型とか表記してありますが基準に成るABCD・abcdの図解が無いと何のことやらさっぱりです。
    貴方だけが理解するならホームページを作り公表する意味が無い、少しでも他者が理解できるページを作るべきです。

  2. 大給様

    コメントありがとうございます。今日の記事にも書きましたが、改めてページを追加したいと考えております。

    図や表も追加します。データや文章には著作権はありますが図や表にはなかったと思います。

    文章のほうが理解しやすいかもしれません。

  3. データやグラフは一般的に著作物ではなく、特にデザイン性のあるものでない限り利用に問題はないと思われます。写真については、対象物が著作物ではなくても写真自体が写真の著作物として保護されるので、無断利用は原則として著作権侵害になりますが、社内検討用であれば利用できる可能性もあります。

    創作性のあるものは編集著作物として保護されます。表という形式自体は、縦横の罫線に囲まれた枠の中に、数値や字句、文章、あるいは記号などが並べられたものです。その「形式」だけを問題にすれば、ありふれたものですが、著作権法は「編集著作物」を保護の対象としています(第12条)。表中に記載されている内容自体が著作物性のある文章であるケースだけでなく、単なるデータであっても、編集著作物であるなら、保護の対象になりえます。図の場合、具体的には図を1、2点程度であれば、一般に引用の範囲と見なされるようです。

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